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テレワークの実施目的と効果とは

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

安倍政権が推進する働き方改革では、柔軟な働き方が提起されており、その1つの形態として、近年テレワークが注目されています。

 

HR総研の「働き方改革 多様な働き方とダイバーシティに関するアンケート調査 vol.3」の調査により、テレワーク、高齢者雇用、外国人雇用、障害者雇用についての調査結果が報告されました。この調査でテレワーク導入に関する以下のことが分かりました。

 

テレワークを実施する目的のトップ3は「生産性向上/業務効率向上」(71%)、「仕事と育児の両立」(69%)、「ワークライフバランス」(63%)であり、「介護離職防止」「優秀な人材の確保」「病気治療と仕事の両立」「非常時の事業継続(震災・インフルエンザ等)」を目的としているとの回答は20~30%程度でした。

 

テレワークを実施した場合の効果については、「仕事と育児の両立」(43%)、「ワークライフバランス」(37%)、「生産性向上/業務効率向上」(31%)、テレワークによる効果が出たと回答しています。

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テレワークによって、通勤時間が削減でき、都心では電車の混雑による疲労が軽減されることも、生産性や業務効率の向上に寄与すると考えられ、テレワークの特徴である時間や場所にこだわらない点が仕事と育児の両立をサポートします。

 

地震や災害時には、テレワークができる体制があることで事業継続が可能になるため、リスク管理の面でも、テレワークを導入する価値はあると考えられています。

今後もテレワークの導入がさらに進み、多様な働き方がより進んでいくでしょう。

 

平成29年度は、テレワークの導入を支援する雇用関係助成金も数多くあります。

http://www.nari-sr.net/media/seminar/20170523

 

参考)『働き方改革「多様な働き方とダイバーシティに関するアンケート調査」vol.3』

HR総研

https://www.hrpro.co.jp/research_detail.php?r_no=189

 

参考)『テレワークとは』

日本テレワーク協会

http://www.japan-telework.or.jp/intro/tw_about.html

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