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ITエンジニアの給与体系が大きく変わる可能性

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

サイバーエージェント社が1月23日、「若手エンジニアのスキル向上が目覚ましく、一律の基準では正しく評価できなくなったため」、今年4月以降に新卒入社するエンジニアを初任給制度の対象外とし、新たに能力別の給与体系を採用すると発表しました。

能力別の給与体系では、最低年俸は450万円(月給37.5万円~)となり、高度な開発スキルや実績を持つ新卒エンジニアで独自の基準を満たした場合は、最低年俸720万円(月給60万円~)と高待遇で迎える「エキスパート認定」制度も新設する予定です。

サイバーエージェント社は、優秀な人材に高給を保証することで「当社の技術力をさらに向上させ、市場競争力を高める」としています。

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日米におけるプログラマーの平均年収の差が約300万円以上あるという調査結果もあり、プログラマーの給料が安い国とよく言われています。

これからのIT企業の職種において、技術的なスキルにだけではなく、コミュニケーションやどのソフトスキルを身につけることが重要になってはきますが、サイバーエージェント社の発表により、慢性的な人手不足が続くIT業界において、優秀なエンジニアの確保のため、給与体系の見直しが進むかもしれません。

改めて、エンジニアのスキルの評価やシンプルでモチベーションアップにつながる人事評価制度を検討する必要はあるかもしれません。

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