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IT企業の約4割がスキルと処遇の連動を検討

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

経済産業省がまとめたIT業界の給与実態に関する調査結果によると、IT業界の給与は実力主義よりも年功序列の傾向にあるとわかりました。

 

今回の調査は2~3月にIT関連企業に勤務する個人5千人と、IT関連企業1550社(回答は368社)を対象にアンケート形式で行ったものです。

 

IT関連企業に勤務する個人に自身の勤務先の給与制度をアンケートしたところ、7.2%が「完全な年功序列」、45.6%が「年功序列ベースで、能力・成果によってある程度違いがある」と答えました。

 

一般的に、実力主義のイメージが強いIT業界ですが、実態は年功序列の傾向が強く、海外と比較すると実力のあるIT技術者の給与水準が低いようです。

 

個人の実力が大きくモノを言うIT業界。

IT技術者の能力や成果を適正に評価しなくては、人材の流出につながります。

企業に対して、今後給与制度を見直すかどうかアンケートしたところ、43.2%が「技能水準の違いに合わせて給与水準の差を今後大きくしたい」と答えています。

 

 

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参考)IT業界も年功賃金? 経産省調査、格差小さめ

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS21H2L_R20C17A8EE8000/

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