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テレワークとサボりについての調査

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

ソフトウエア開発のヌーラボ社は、提供するプロジェクト管理ツール「Backlog」利用者を調査対象とし、テレワークと「サボり」の関係性に関するアンケート調査の結果を発表しています。

「チームメンバーや上司・部下から『サボっている』と思われているのではないか」というストレスを感じていると回答したのは、20代が44%と最も多く、年代が低いほどストレスを感じる傾向にあり、「他者に対して『サボっているのではないか』と思ってしまう」と回答した人は50代が55%と最も多く、年代が高いほど他者がサボっている思う傾向にあることが分かりました。

オフィスとテレワークのどちらの環境でよりサボってしまうかについては、「テレワークの方がサボってしまう」と回答したのは20代が67%、30代が51%、40代が44%、50代以上が42%となります。

テレワークを機に導入が進む各種業務ツールがサボり抑制に効果があるのかを尋ねたところ、「ある程度効果があると思う」(57%)という回答が最も多く、「あまり効果がないと思う」(23%)、「効果があると思う」(12%)、「まったく効果がないと思う」(5%)、「分からない」(2%)と続いた。

同調査では、業務ツールを導入してうまくいったエピソードとして「始業と終業時にはコミュニケーションツールで連絡し合う。始業時にはその日の業務内容を簡単に報告。終業時には翌日の稼働予定を予告し合う」「ガントチャートなどによる作業の見える化」「チャットツールとプロジェクト管理ツールの連携」という回答が挙げられています。

また、うまくいかなかったエピソードでは、「チャットツールでの日報投稿。途中で鬱陶しくなってミュートしてしまった」「指示内容が明確でないと動けないメンバーに対して、プロジェクト指示が明確に提示できない案件をタスク化した場合、著しく進捗が遅れてしまう」「『常にビデオ会議の接続義務』私は別にサボらないので、一部のサボる人のために全員に導入させられて不快に思っている」といった回答が挙げられています。

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業務ツールがサボりにはある程度考課があるようですが、エピソードを鑑みれば、定型業務や連携関係・見える化に効果がでやすいが、深めのコミュニケーションが必要な業務の進捗遅れや、監視型になってしまうと逆考課もあるようです。

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