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2021年の求人トレンド ミドル層・IT・インターネット

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

エン・ジャパン社が、転職コンサルタントを対象に「ミドルの求人動向」について調査を実施ところ、42%が「増加すると思う」と回答しており、理由は「業態のシフトチェンジに伴う、経験者募集の増加」(41%)が最も多く、順に「景気回復の兆しが見えてきたため」(36%)、「DX化を推進するため、スペシャリスト募集の増加」(34%)、「若手人材の不足による、採用人材の年齢幅が拡大」(34%)と続いていました。

「DX(デジタルトランスフォーメーション化が進むことでミドル求人数は変化すると思うか」という問いには、44%が「増加すると思う・どちらかといえば増加すると思う」と回答しており、理由としては「2025年問題を見据え、ICT推進に取り組む企業が増え、それに伴う求人が増えると考えられるため」「DXを推進するための経営企画~立案をする人材から、システム開発にてマネジメントをする人材ニーズが増えると考えられるため」という声が挙げられています。

リモートワークや副業、フリーランス、ワーケーションといった働き方の多様化について「ミドル領域でも起きていると感じるか」と尋ねたところ、83%が「起きていると感じる」と回答しており、具体的な変化として「一部リモート勤務」(83%)、「在宅勤務」(75%)といったリモートワークへの変化が上位にあげられています。

ミドルを対象とした求人のトレンドについて、企業タイプでは「中堅・中小企業」(75%)、業種では「IT・インターネット」(58%)、役職では「課長クラス」(73%)が最多に。また、職種では「技術系(IT・Web・通信系)」が最も多く42%。年収帯は「700~799万円」(53%)が最多。次いで「600~699万」(52%)となります。

ここ2、3年と比較して「ミドル人材に求められるスキルは変化してきているか」と尋ねると、73%が「変化してきている」と回答しており、同社の転職コンサルタントからは「デジタル化が進み、簡易的な業務はAIどに任せられるが、それを定義する力・利用する力・考察力が求められる」「特にITは従来のITスキルだけでは太刀打ちできないレベルの求人も増える傾向。人材コンサルタントも勉強しなおす必要がある」といった、テクノロジーの進歩に伴う変化を感じる声が挙げられています。

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