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週休3日制についての調査

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

学情が20代を対象に「週休3日制」について意識調査を実施したところ、制度が導入されたら利用したいか尋ねたところ「給与が維持されるなら利用したい」(69.4%)と最も多く、「給与が減っても利用したい」(20.4%)と、9割近くは「週休3日制」の利用に前向きであることが分かりました。

「利用したい」と答えた人からは、「リフレッシュする時間を確保できれば、より効率的に働くことができそう」「ライフステージに変化があっても、働き続けることができそう」「副業や資格の勉強などに時間を使えそう」などの声が挙げられましたが「給与や賞与カットにつながるのであれば利用したくない」「20代は、仕事を覚えたりスキルを習得したりする期間だと思う。将来的には利用を検討したいものの、今は積極的に利用しようとは思わない」との声も挙げられています。

「週休3日制」を導入している企業に持つイメージについて尋ねたとこと「柔軟な働き方ができそう」(60.7%)が最も多く、次いで「ライフステージに変化があっても働き続けることができそう」(34.4%)、「副業など、本業以外の仕事にも挑戦しやすそう」(33.4%)と続いており、好意的なイメージの回答が上位を占めた一方、「給与カットにならないか不安」「休みを増やせば、生産性が上がるわけではないと思う。生産性を高める取り組みとセットで検討するべきだと思う」という声も挙げられていました。

厚生労働省の調査によれば、社員が週休3日を選べる制度を導入している企業は8.3%となり、1日の勤務時間の分だけ給与が減る企業、変形労働時間制を導入して1日の勤務時間を増やして給与を減らさない企業など、仕組みは多様になります。

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IT企業の場合、テレワークに伴いフレックスタイム制を導入された企業、フレックスタイム制でもコアタイムを廃止にされた企業が多くあるように見受けられます。

フレックスタイム制は、労働日の始業と終業の時刻を労働者に委ねる制度ではありますが、労働日に勤務するかしないかまでを委ねる制度ではありません。

週休3日の制度も選択肢もあってもいいかもしれません。

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