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テレワーク、気の使いすぎが原因でコミュニケーションに課題

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

スタッフサービス・ホールディングス社は、社会人歴3年以内の若手社員と先輩社員に分けて、テレワークでのコミュニケーションの意識を調査の結果を発表しています。

 若手社員の悩みは、「ちょっとした相談ができない」(56%)が最も多く、順に「話しかけたり、教えてもらうタイミングがわからない」(41%)、「上司や先輩がどう思っているか分かりづらい」(38%)と、悩みの上位はコミュニケーションが目立つ結果となります。

先輩社員に聞いた「テレワークで部下や後輩の教育や指導する時に困っていること」については、「一方通行のコミュニケーションになっていないか不安」(32%)が最も多く、順に「部下や後輩のスキルが身に付かないのではないかと不安」(29%)、「教えたり、指導するタイミングが分からない」(23%)、「『聞いてくれればいいのに』ということがよくある」(20%)が上位となっていることから、コミュニケーションの取り方や気遣いにギャップがあると指摘しています。

若手社員の先輩社員に対するコミュニケーションの工夫については、「用件をまとめて質問する」(51%)が最も多く、順に「スケジュール表を事前に確認して話しかける」(42%)、「メールやチャットを投げて、返信が来るのを待つ」(39%)と、効率よく上司や先輩社員の都合に配慮しながら質問しようとする部下や後輩社員の姿勢がうかがえると同時に、配慮が余計な作業やストレスを生んでいる可能性もあると同社は分析しています。

先輩社員の若手社員に対するコミュニケーションの工夫については、「自身のスケジュールを伝えている/公開している」(42%)、「打ち合わせの前後でコミュニケーションの場を設ける」(38%)、若手社員が相談しやすいような工夫のものが上位となり、「用件をまとめてもらっている」(26%)と若手社員からのアクションに委ねている回答も挙げられています。

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若手社員からリモハラと言われることを恐れて、うまく教育や指導ができない先輩社員もいるかもしれません。ハラスメントの知識を正しく身に着けることで、コミュニケーションロスが改善すれるケースもあります。

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