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人事労務IPOレポートコラム vol.3(フェーズごとの想定課題等)

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

この度、IPOにおいて人事労務の重要性が年々高まり、ご相談をいただく機会が増加しているといった背景を受け、IPOを目指すIT企業の力になりたく、IPOレポート(『IPOを目指すIT企業向け人事労務レポート・IT企業が押えるべき人事労務の20項目』)を、発行いたしました。

IPOレポートの発行を記念して「フェーズごとの想定課題等を掲載いたします。

想定課題

解決策

人事労務のTODO

直前々期以前

N-3期

【右も左もわからない状態が多い】

▼内部管理体制の構築が不足しているが多い

▼何が不足しているかわからない場合や、どこまで整備を進めるべきか不明な場合が多く、道筋が見えていない状態である

【人事労務監査の実施を推奨】

▼外部パートナーの選定を実施

▼N-3期は監査法人のショートレビューを受けるが、同タイミングで社労士事務所等に依頼し、人事労務監査を受けていると今後の人事労務整備が上手く進みやすい

【信頼できる人事労務のパートナー選定】

▼IPOサポートの実績のある 社会保険労務士事務所を選定し、 「人事労務監査」を依頼する

▼人事労務監査後は、監査結果に基づき、 順次改善を進めていく(N-2~N-1期)

直前期

N-2期

【必須作業が多岐に渡り、優先順位や整備の加減がわからない】

▼人事制度、賃金制度、労働時間制度、雇用管理等の整備、就業規則や規定 整備をどの順番で、どの程度整備すればいいかわからない

▼ある程度調べることで、だいたいの整備事項はわかったものの 実際に証券会社からどのような指摘がされるのか見当がつかない

【監査結果、過去の事例、専門家のノウハウを元に整備を推進】

▼企業の状況によって改善の優先順位や整備すべき事項は異なるので、人事労務監査の結果や過去の事例(指摘事項)を元に整備を推進

    ↓

IPOレポート「人事労務の20の項目」に詳細は記載

【 N-2期中には各種制度や規程の整備を終わらせる】

▼N-2期中を目途に、就業規則・諸規定、人事制度、賃金制度、労働時間制度、雇用管理制度の構築を実施し、運用を開始。N-3期は改善に注力

    ↓

IPOレポート「9つの最重要項目」から整備を推進

直前期

N-1期

資料請求フォーム」よりダウンロード可能です。

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