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人事・労務の社内対応にAIチャットボットを活用

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

ウエルシア薬局が、人口知能(AI)を活用した社内向けチャットボット「HiTTO」を導入したと発表しています。

 

ウエルシア薬局では、HiTTOをベースに開発した人事チャットボット「ルシア」を社内に配属したことにより人事本部に寄せられる問い合わせ件数を70%削減し、1日当たり6.25時間、1カ月当たり187.5時間の対応工数の削減につながっているそうです。

 

ウエルシア薬局は、チャットボットを活用することで従業員から人事部門への定型的な問い合わせ対応の自動化や人事部門の業務ナレッジの共有と体系化の仕組みの構築を目指しており、会社の最新情報の社内浸透や、現場の従業員が困っていることを把握できる仕組みづくりなども目標としているようです。

 

現在、ウエルシア薬局では、ルシアに寄せられる質問履歴をもとに、従業員の潜在ニーズを可視化し、チャットボットで回答できる範囲を拡張するなど、従業員の疑問をより多く解決できるように改善サイクルを構築し、今後は人事労務領域だけでなく、総務や採用領域にもルシアの対応領域を広げていく予定のようです。

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IT業界では、人事労務分でのクラウド活用は他の業界よりも進んでいますので、「HiTTO」などの社内向けのチャットボットの導入も進んでいくかもしれません。

 

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