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副業に関する定点調査

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

パーソルイノベーションが展開するlotsfulは、副業人材マッチングサービス「lotsful」で実施した「副業に関する定点調査」の結果を公表しています。

「あなたは直近半年の間に副業を行った際、最大いくつの副業を同時に掛け持ちしましたか?」と尋ねた設問では、「2件」との回答がもっとも多く31%、次いで「3件」との回答が29.8%となり、全体では80%以上が「掛け持ちした経験がある」と回答しています。

副業を掛け持ちした人を業種別に分類したところ、「事業開発」や「広報」「人事」「基礎・技術研究」などの副業を行なった人は100%の割合で副業を掛け持ちしたことがあり、「企業の経営者(社外取締役)」や「販売」などの6職種でも、副業の掛け持ち率が90%を超えています。

「あなたは直近半年の間に、副業を行いましたか?」と尋ねた設問では、「実施した」と回答した人は39.4%となり、2022年5月の同様の調査から時系列でみてみると「実施した」と回答した人は、同年5月は34.1%、同年8月は37.2%、同年11月は38.1%となっており、副業経験者が徐々に増えています。

直近半年間で副業を「実施しなかった」と回答した人の理由を2022年8月から見てみると、「本業が忙しいため」の回答が引き続き多くなったが、「副業への興味はあるが、探し方が分からない」の回答が2022年8月より増加しており、「所属企業が副業を禁止しているため」の回答は減少傾向にあることから、lotsfulは「会社で副業が認められるようになったものの探し方が分からず、実際には副業を始められていない層が一定数いる」と予測しています。

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就業規則でも、副業を禁止する就業規則というよりは許可制にされるIT企業が増えているように見受けられます。

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