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NEC、キャリア形成支援を行う専門会社を設立

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

NEC社は、自社社員のキャリア形成支援を行う専門サービス会社「NECライフキャリア」を100%子会社として設立し、推進役として社員のキャリア形成やスキル開発などに関する各種施策を10月から順次強化してく予定です。

 

20~30代前半の社員に対するキャリア基礎研修を新設し、人材公募制度など会社制度の理解や適切な活用の習得を促すとともに、マネジメント教育に上司としての部下に対するキャリア支援を追加し、40歳以上の全社員に対しては定期的なキャリアプログラム(研修、キャリアアセスメント、キャリア面談)の受講を必須化することにより、事業環境の変化が一層激しくなる中での保有スキルのアップデートや長期化する職業人生におけるキャリアの描き方に向き合う機会を提供する予定です。

 

また、ジョブマッチングの仕組みにAIを導入し、人材公募制度「NEC Growth Careers」に、AIを活用したマッチングサービスを導入し、職務経歴を公開する社員には推奨部門、募集部門にはマッチング可能性の高い人材リストをAIが自動的に提示することで、マッチングの一層の活性化を図り、オンライン動画学習サービス「LinkedInラーニング」を導入する予定です。

 

再教育によるスキル、コンピテンシーの開発強化を行い、高度シニア人材の長期的な活躍も支援していく方針であり、事業の急拡大や見直しなどに伴う人材シフト時における人材マッチングから研修プログラムの設計・実施・学習度評価、キャリアコンサルティング、異動までの一連のプロセス全体をワンストップで対応する「Re-skilling Camp」を導入し、各領域に専門家を配置し、確実なスキル習得に加え、コンピテンシーの変革を促進していく、とのことです。

 

また、プロジェクトマネージャーをはじめとした高度な技術的専門性や深い経験に基づくスキル・資格を持った人材を、NECグループ内外の職場に派遣・斡旋する取り組みを2021年度から開始し、さらに年齢・性別・国籍などを問わず、組織の各ポジションに常にベストな人材を登用するため、現在56歳到達時としている管理職の役職定年を2021年度から廃止する予定です。

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NEC社だけではなく、データを活用して人事部等が戦略的に動くことで、事業成長の推進をしていく考えが広がってきています。

 

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