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テレワーク中の過ごし方と課題の調査

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

チャットプラス社は、テレワーク勤務者を対象に、「テレワーク中の過ごし方」に関する調査を実施したところ、テレワーク中、会社にいえないような過ごし方をすることはあるか聞いたところ、6割以上が「ある」と回答していました。

 「ある」(64.5%)と答えた人の過ごし方では、「音楽や動画などを流している」(54.4%)が最も多く、次いで「テレビをつけている」(52.9%)、「ネットサーフィンしている」(47.1%)、「実働時間も休憩している」(41.6%)、「途中で外出している」(29.1%)という結果になり、「音楽や動画などを流している」と答えた人からは、「自室でテレワークしていることもあり、つい気が緩んでしまう」、「自分の業務をこなせばバレないから」「家にいるいつもの感覚でついついやってしまう」「誰にも監視されていないから」「業務の空いた時間に退屈しのぎで行ってしまう」という声が挙げられていました。

テレワークを続けている中で新たにどのような課題については、「仕事への集中力の維持」(54.0%)が最も多く、次いで「従業員同士のコミュニケーション」(48.1%)、「出社している従業員との情報格差」(26.0%)となります。

テレワーク中の課題をどのようにして改善できたかについては、「他の従業員と積極的にコミュニケーションを図るようにした」(37.3%)が最も多く、次いで「自宅のテレワーク環境を整えた」(34.9%)、「ビジネスチャットやオンライン会議ツールなどを新たに導入した」(24.3%)という結果になり、同社は「積極的にコミュニケーションを図ったりテレワーク環境を整えたりと、自身にできることから改善を図っている人が多いようだ」と分析しています。

改善を図ってもまだ「ある」と答えた人に、不便さや不満を感じるのはどういうことか聞いたところ、「従業員同士のコミュニケーション」(42.8%)が最も多く、次いで「自宅のテレワーク環境」(42.6%)、「出社している従業員との情報格差」(31.7%)となります。

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集中力は、環境を整えることで改善はしやすいようですが、コミュニケーションや情報格差にどうしても課題が出やすくなります。

IT企業は、今後もテレワークを継続する会社が多いと想定されますので、これらが改善しやすい仕組みも検討してはいかがでしょうか。

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