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入社前に、社内Slack見学、で採用のミスマッチ防止

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

Web制作の支援事業などを手掛けるスタートアップのLbose社は、新しい人事制度として「Slack会社見学制度」を始めています。

採用候補者を実際に業務で使うSlackチャンネルに招待し、チャットの様子などを見てもらうことで社内の雰囲気をつかんでもらい、採用のミスマッチ回避につなげているようです。

候補者は見学前にLbose社と秘密保持契約を結び、Lbose社が普段業務で使っているSlackチャンネルのうち、個人情報やクライアントの情報を含まないチャンネルに候補者を招待し、候補者は許可を受けたチャンネルを、一定期間自由に閲覧でき、気になる社員に話しかけたり、定例会議に参加したりも可能にしているようです。

テレワークが普及し、Lbose社でもほとんどの業務がリモートで完結するようになった一方、採用担当者と候補者それぞれが互いの雰囲気をつかみにくくなっていたことから生まれた制度とのことで、3月に試験導入したところ、実際に1人の人材獲得につながったことから、正式導入を決めています。

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採用ミスマッチの防ぐには、採用基準を明確にしたり、写真や動画で社内の雰囲気などの情報発信や、新卒にはインターンシップを実施している企業も多いのではないでしょうか。

IT企業では、テレワーク導入率が高く、社内コミュニケーションもSlackを利用している企業多くあります。テレワークが普及してからは、テキストコミュニケーションがより中心となったIT企業も少なくありませんので、Lbose社の事例も参考にされるのも一考です。

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