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ハラスメントに関する調査

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

BIGLOBE社は「ハラスメントに関する調査」を実施したところ、パワハラ防止法により、「パワハラは減ると思うか」という質問では、「思わない」「どちらかというと思わない」の合計は過半数を超え、パワハラが減らない理由は「加害者が自覚しないから」が52.8%で最多となります。

「パワハラ防止法によりパワハラは減ると思うか」という質問では、「思う」「どちらかというと思う」を合わせた回答は41.4%、「思わない」「どちらかというと思わない」を合わせた回答は58.6%となります。

「パワハラは減ると思う/どちらかというと減ると思う」の理由を聞いたところ、「罰則があるから」(50.4%)が最も多く、順に「周りの目が厳しくなるから」(46.9%)、「社内の対策や体制が整備されるから」(33.2%)となります。

「パワハラは減らないと思う/どちらかというと減らないと思う」の理由を聞いたところ、「加害者がパワハラだと自覚しないから」(52.8%)が最も多く、順に「被害者が言い出しづらいから」(36.6%)、「罰則が甘いから」(27.5%)となります。

パワハラを含めた「ハラスメントだと思う行為」についての質問では、「性的な噂話を広げる発言」(71.4%)が最も多く、順に「異性に対する差別的な言葉」(68.7%)、「外見や身体的特徴への発言」(66.7%)となります。

「ハラスメントだと思わない」と回答した人が多かった行為では、「妊娠した女性に対し、体を心配する発言」(34.2%)、「ちゃん付け・くん付け」(32.6%)、「歓迎会などの会社の飲み会に誘う」(27.1%)が挙げられていました。

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IT業界では、社内チャットでの発言が問題となって事案が発展しているといった相談もお聞きします。

パワハラは、加害者側に自覚が無いことも多く、自覚が無い者に研修を行ってもあまり効果がないように見受けられます。自覚が無い者には、自分の家族など大切な人が同じことをされたら、どう思うのかなどを考えさせてもいいのかもしれません。

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