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学習実態や仕事への課題の調査

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

28255699_sグロービス社の調査「学習実態や仕事への課題」の結果から、正社員の約6割が「将来のキャリア目標がない」(59.0%)ことが分かった。また、人事担当者が社員に学んで欲しいことと社員が課題に感じていることでズレも生じていたようです。

「将来のキャリア目標がない」(59.0%)の内訳は「特に考えていない」(36.0%)「特に考えていないが、スキルアップはしていきたい」(23.0%)となります。

キャリア目標を持っている人は「組織の中で役員・管理職・マネジャーを目指したい」(16.0%)、「組織の中で専門性の高いキャリアを確立したい」(14.0%)、「副業やフリーランス、起業など、自律的に働きたい」(10.0%)という意見が挙げられています。

人事担当者を対象にした「社員全員に学んでほしいこと」という質問では「部下とのコミュニケーション」が最も多く、順に「部下の育成・キャリアサポート」「チームマネジメント」「部下のモチベーション・メンタル管理」と、コミュニケーションスキルやマネジメントに関する能力が続いていました。

社員に「課題に感じていること」を尋ねた質問では、「Excel、Word、PowerPointなどでの資料作成・分析」と「論理的に分かりやすく考えをまとめる力」が同率で最も多く、順に「上司とのコミュニケーション」、「プレゼンテーション力」という結果になり、人事担当者と社員の間で意識のズレが生じていることが分かりました。

社員はスキルに関する内容に課題を感じている傾向が高く、人事担当者はマネジメントやコミュニケーションを学んでほしい傾向が高いようです。

IT企業でも同じような傾向があるように思われます。人材育成を行う場合、こういった傾向があることも参考にされてはいかがでしょうか。

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