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ギークス社、全国国民年金基金と提携

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job」を運営するギーグス社は、ITフリーランスの資産形成・節税対策サポートを目的として、全国国民年金基金と提携したと発表しています。

フリーランス協会が出しているフリーランス白書2018によれば、副業・兼業も含めるとフリーランス人口は1,000万人を超え、経済規模にすると20.1兆円という試算もあり、今後ますます増えると予想されていますが、課題として話題になるのが「社会的信用」になります。

企業に属していないことで社会保障面の課題や、収入が安定しないなどの理由からローンが組めない、クレジットカードが作れないなどの支障が出る場合があります。

ギークス社は、福利厚生プログラム「フリノベ」など、ITフリーランスの働き方を支援し、企業とマッチングするサービスを展開しており、フリーランスの社会保障面には不安の声も多く上がっていることを背景に、国民年金に上乗せして加入できる年金制度「国民年金基金」を運用する全国国民年金基金と提携しています。

ギークスに登録するITフリーランスは、ギークスを経由して国民年金基金に加入すると、ギークスよりキャッシュバック特典を受けることができ、国民年金基金の紹介や各種セミナーの開催などを通じて、ITフリーランスの資産形成や節税対策に関する支援を積極的に行うとしています。

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フリーランスと結ぶ業務委託契約ですが、雇用契約における「労働者」であるか、業務委託契約における独立した個人事業主であるかは、契約の形式のいかんにかかわらず、実質的な「使用従属性」の存否をもって判断しなければならないとされます。

働き方改革とともに、フリーランスを抱える企業は、使用従属性の観点からフリーランスの働き方を見直す必要があるかもしれません。

会社を守る就業規則

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