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働く人の休暇取得時の意識や実態に関する調査

執筆者

社会保険労務士法人スマイング 
コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢 が執筆しました。

4月入社で年次有給休暇が法定通りの付与方法だと、10月1日に年次有給休暇が付与されるため、9月末までに5日間の取得をする必要あり、慌てて年次有給休暇を取得しているかたもいるのではないでしょうか。

スタッフサービス・ホールディングス社、「働く人の休暇取得時の意識や実態に関する調査」 の結果を発表しています。

「職場では休暇を取得しやすい雰囲気がありますか?」と尋ねたところ、「取得しやすい」(70.2%)、「取得しにくい」(29.8%)という結果になります。

休暇取得時の気持ちを聞くと、「気が引けることはない」(56.3%)と過半数となったものの、「気が引ける」(43.7%)と感じているようです。

他者が休暇を取得する際の気持ちとしては、年代、立場にかかわらず、いずれの層が休んだ場合でも7割超の人が「不快に思わない」と回答しており、同年代や同じ立場の同僚、部下・後輩が休んだ場合に「不快に思う」人の割合は10.3%だったのに対し、上司・先輩が休んだ場合には13.2%と相対的に高い傾向となっていました。

「新型コロナウイルス流行による働き方の変化によって、職場では休暇を取得しやすくなりましたか?」については、「取得しやすくなった(計)」(33.5%)となり、特に若年層ほど高い傾向にあるようです。

休暇取得時に、取引先等へ事前に連絡しているかを聞くと、54.6%が「連絡する」と回答しており、「必ず連絡している」と回答した割合をみると、Z世代で21.7%と最も高く、バブル期世代も16.5%と高かったが、就職氷河期世代では10.0%にとどまっていました。

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IT企業はビジネスチャットを利用している企業も多いように見受けられますが、お休みの日には、チャット名に「休み」を追加している企業も多いように見受けられます。

テレワークも浸透しましたので、会社に出社しているかで目で見て確認できなくなりましたが、チャットで連絡する際に「休み」であることが他社にも伝わりますので、より不快感につながいにくいのではないかと想定されます。

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