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IT企業の人事制度の導入事例(創業者の独自ルール)/Sler・約100名

22311588_s人事制度のご相談があった事例について解説いたします。

創業者が急遽長期入院をしなければならなくなり、取締役の方からご相談があった事例になります。

長期入院に伴い、代表取締役をご相談のあった取締役に世代交代をする予定になっていたようです。

ただ、人事評価制度というものは導入されていないため創業者がをどのように査定を行なっていたかが全くわからない状況となっておりましたが、給与査定や賞与の支給方法に創業者による一定の独自ルールがあるように思われるとのことで、その分析とその独自ルールも踏まえて、より会社に適した形で人事制度の設計を行いたいというご相談でした。

現在の独自ルールを分析すると、基本給はほとんど昇給せず、賞与が数万円〜数百万円となっている状況でした。離職率が高いなどといった課題もないことから、現在の独自ルールに不満は得になく、満足度が高い従業員が多い状況にもなっていました。

働き方や特性、パフォーマンスなどどういう要素で賞与の金額を判断しているかの分析することに注力し、人事制度を導入することになりました。

ITエンジニアは、人手不足などにより採用難の状況になっていますが、この企業の場合、毎年一定数の新卒が入社するような仕組みになっていましたので、こういった独自ルールに準じた制度設計を行なっても、従業員の満足度が高くすることができる仕組みにもできたのではないかとと考えます。